December 27, 2010

遠いところ



目を逸らさずに歩むこと
心を青空に晒して 真っ白く洗われるまで

幾層にも重なっていた殻を剥ぎ取られていく一年だった。
会いたかった自分にも、会いたくなかった自分にもこんにちは。
今更と言われるようなことさえ知らないまま生きている。
たぶん死ぬまで恥ずかしい。
だとしても、後でも先でもない今と向き合いたい。

December 22, 2010

お知らせ

ここでお知らせしてもさして宣伝効果はないと思われますがそれでもご紹介したい。
学生時代の友人が新潟でレストランをはじめました。
お近くにお住まいの方や新潟方面へお出掛けの方は是非行ってみてください。

Mare(マーレ)
新潟市中央区神道寺南2-6-8
TEL 025-250-7258
11:30-15:00/18:00-22:00
定休日 毎週木曜,第3水曜
P有


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私の体は最近とても正直で本当に食べたいものにしか胃袋の口が開かないのですが、
ここではメインディッシュ済んだあとでパスタ追加しました。
魚好きにとって、漁師の息子が作る料理はいつもど真ん中です。
(もちろんお肉の料理もすごく美味しいです。)
丁寧で潔い、っていうと板さんみたいだけど、スウィーツも作れるシェフです。

December 15, 2010

冬の白日



不思議な場所 不思議な家 不思議な景色
眠る庭の片隅に白い貝殻を埋めた
うつせが昨日と明日を繋ぐ
老いた私は真珠の首飾りをかけて土の匂いを確かめるだろう

***
久しぶりに思い出して能町みね子さんのコラムを読み漁る(暇人)
私は分類モノって大好きなんで、ここ
モテヒエラルキー図とかたまんない笑
装苑で連載の 雑誌の人格 とかも超好き!自虐込みで!


December 5, 2010

種蒔く人



Die mit Tränen säen, werden mit Freuden ernten.
Sie gehen hin und weinen und
tragen edlen Samen,
und kommen mit Freuden und bringen ihre Garben.
(Psalm 126:5-6)

涙とともに種蒔くものは
喜びとともに刈り入れるだろう

貴き種を携えて 涙とともに出かけたものは
実りの穂束を携えて 歓喜とともに帰るだろう

(詩篇 126:5-6)

ミレーが農民の生活や働く姿を描いたのは
そこに人間の原点と崇高な魂を見ていたからだという。
そしてゴッホは牧師の道を断たれ画家になろうと決意したばかりの時代に
ミレーの絵に深く共感し、手本にして模写と素描を重ねていたのだそうだ。
(先日観に行ったゴッホ展ではその頃描かれた作品がたくさん展示されていた。)

上の聖書の一篇はブラームスがドイツ・レクイエムの第一曲のために選んだ詩。
ブラームスはこの作品を宗教的意味合いの濃い一般的な鎮魂歌としてではなく、
苦悩に満ちた人生の果てに光を得て喜びを知るという、魂の物語として作り上げた。
(そう言われると他のブラームスの曲もみんなそういうストーリーに聞こえてくる。)
それはそうとして、このごついタイトルだけはいただけないというのが個人的感想。

新米が美味くて農家の方々に感謝する日々。
この先どこへ行こうとも、ここで得た全ての実感を手放さぬようにしたい。