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アンビルト・ドローイング
『起こらなかった世界についての物語』三浦丈典
最近見つけた素敵な本をご紹介します
堅くて重たい建築書に挟まれてちょっと窮屈そうにしていた背表紙
詩的なタイトルに惹かれて手にとって見れば
星空を思わせるような装丁、美しい挿絵、可愛らしいサイズと値段!
で、なんの本なのかというと
実際には建築されることのなかった(=アンビルト)建物・都市のドローイングを紹介する内容
―ぼくが学生のとき図書館の奥の奥のほうから引っ張り出してはぱらぱらと見て、興奮していたものを中心に集めました ・・・略・・・ 後に実現した計画のドローイングより、なんらかの理由によって実現しなかったアンビルト・ドローイングのほうが、自分の妄想の勢いが加速するということでした―
というイントロダクションから始まって実在しない不思議な場所ばかりを巡るツアーにうっとり
チョイスされている絵がいいのはもちろん、解説もとてもよいです
建築家には文章がお上手な方は結構多いような気がしますが
著者:三浦丈典さんも建築家であり、若い頃から書評を書かれていただけあって魅力的な文章です
タイトルを裏切らない詩的な表現とちょっとマニアックな建築知識の混在融合
読みやすいのに読み応えがあるのでおすすめです
アンビルトで思い出すのは竹宮恵子の漫画に出てくる未来都市
「私を月まで連れてって」は古い漫画ですがいつ見ても新鮮
最近だと入江亜季さんという漫画家さんの描く世界が好きです
ご本人も ―実際には存在しない自分の頭の中の憧れの街を描く― と言っている通り
一種のアンビルト・ドローイングですね
The cash machine is blue and green
For a bundle of twenties and a small service fee
I could spend three dollars and sixty-three cents
On Diet Coca-Cola and unlit cigarettes
I wonder why we listen to poets when nobody gives a fuck
How hot and sorrowful, the machine begs for luck
All my lies are always wishes
I know I would die if I could come back new ...
Ashes of American Flags/Wilco
私の英語力は中高生レベルですが
なんとか頑張って解釈するに、この歌詞は秀逸だといつも思う
日常の些細な疑問、矛盾、いつの間にか慣らされている自分、
言い訳や時間稼ぎ、嘆き、懺悔、無力感、、、
そして曲は、あまりに美しい・・・
写真はアメリカではなくてバルセロナです
アメリカ行ったことないので行ってみたい とても
*追記:コメント欄に上の歌詞のフレーズ、いくつか訳したものを記します
ホームページに新しいキャンドル写真を追加しました
今回はお菓子の家を作ってみました
ディテールに凝って、美味しそうに見えるように工夫してます
ライトアップするとすごく可愛くて自分でもとても気に入る作品になりました
***
今更なんですが、ツイッターをやっています
このブログの右側に表示されるようにしてあるので
お気づきの方もいらっしゃったでしょうか
ただ始めてはみたもののあんまり使いこなせないまま
単なる食べたものログみたいになってたり…
ほんとはこう、リツイートとかをね、応酬してみたりしたいんですが
そのうちね、追々ねとか思ってそのまんまです
それでもよろしければフォローよろしくお願いします
flammaki でやってます
火山のエネルギーを利用する地熱発電、というのがあるそうですね
富士電機、三菱重工、東芝の3社はすでに高い技術力を持っていて
世界シェアの大部分を占めるとか
なのに環境規制、イニシャルコストなどが問題で国内ではさっぱり進んでこなかったそう
細かいことはよくわからないけれど、率直な感想として
「(原発以外にも)あるんじゃん」てこと
知らないってこわい
原発ありきの発想から脱する手立てとなるのでしょうか
環境省が規制緩和に乗り出したということで、期待します
節電には限界があるし、前時代に戻るような生活は不健全だし、
なにより未来へ向かって進んでるって感覚が欲しい
絶対的支配力を持った技術に代わって新たな別の技術が台頭し下克上となれば
時代はまたひとつ新たな段階へと進めるでしょう
プロジェクトXじゃないけど、日本の技術屋さんたち、頑張って!!!
***
上の写真は新潟県のとある山の中です
森はいいです
田舎にいるとそれはそれで凝り固まる部分というのがありますが
都会ではまた別の部分で、根源的ななにかと乖離していく気持ちがします
癒し、なんてことではなくてもっと切実に立ち還る場所として
私には森が必要だと時折思います
MID NIGHT SUN...
太陽が、太陽が必要だ
真夜中だって太陽が必要だ
my sun, my little sun 見えるかい?
渇いた 渇ききった瞳で...
SUN/GRAPEVINE
生まれるのか太陽は
授かるのか光は ?
それにしたって毎日暑い