June 2, 2011

伊豆熱海シリーズ その2












Ryokan SANKOSO in MATSUZAKI

西伊豆、松崎町の旅館「山光荘」
私たちが泊まったのはこの宿の象徴的な部屋「長八の間」で、蔵を改築した客室はメゾネット(という言葉はここの雰囲気にはあまりにもそぐわない表現だ...)になっていて、一階に食卓があり二階に寝具を敷く形式
狭い階段を上がるとまるで横溝正史の世界に迷い込んだかのような空間だった




夕食は魚づくし
海辺の町らしく、お造りと焼き物は地魚メイン
板前さんは70過ぎの方らしいのですが、にしては古臭さはなく、むしろ洗練されていた




旅行中は普段着とは違う服を選ぶ
左側は妹の、ミナペルホネンのかわいいドレス
右側が私の服で、母が昔着ていたという花柄のスカートを拝借



May 30, 2011

結婚式にて



テーブルを囲んで
注がれたシャンパングラスの気泡に
窓ガラスについた水滴や
落ちていく砂時計の粒子を食い入るように見ていた
子供時分の記憶を甦らせた
それはともかく
彼女はやや緊張した面持ちだったがとても凛々しく見えた
隣で私の分まで涙してくれた友人が心強かった
大人になった
独立した女たち
晴れやかな友情の節目を刻んだ

May 25, 2011

伊豆熱海シリーズ その1









CAFE BONNET in ATAMI

熱海銀座からちょっと路地を入ったところにある喫茶店ボンネット
サイフォンで淹れるコーヒー、正統派のチョコレートパフェ、
バタートーストが添えられたジューシーなフライドチキン、
ジャズのスタンダードナンバーが静かに流れ、マスターと常連客らしき紳士なおじさまが
「名曲は色あせませんね」「この曲を女性が歌うのは珍しくて…」
などと会話している、時代を閉じ込めたような店
What a wonderful world....

May 16, 2011

HP更新のお知らせ

新しいキャンドルの写真を追加しました。
TOPページからご覧ください。

May 15, 2011

理想の家



枇杷の木が出迎える
錆びかけた鉄柵のむこうに
鬱蒼とした庭と古びた平屋

風が運ぶ微かな潮の香り
この家に住めたら、住みたいと希う

ひとりきりで
自分と飼い犬と飼い猫の世話だけをして
質素な食事と少し贅沢なお茶があれば
気ままに手仕事なんかしながら
明るくなったら起き、暗くなったら眠ろう

夢想する
守られていることも忘れて

***

連休中に出かけた西伊豆で理想の家を見つけました
海辺の、松崎という小さくて上品な町にて

April 28, 2011

あの野原のまん中で



忘れてないよ とまったままだよ
そこにはもういないとしても

祈りたい
けれど祈るあてを持たない
わたしはわたしに祈るしかない

誰か代弁して
わたしの声じゃ届かないから
誰か代弁して
私の声をかき消すように


***
原発非難区域内の家畜農家の現状を伝えるニュースは
最近見たなかでももっとも居た堪れないものだった

April 26, 2011

4月はリズミカルに過ぎる



ふじの花棚が満開
手前のクリーム色の木香ばらも満開
日々、新緑がまぶしい

最近うちでいちばんホットな話題はメジロ
巣をつくって卵をあたためている
私が小学校入学祝いに弥彦神社でもらってきた記念樹に巣をかけるあたり
なかなかお目が高い、とひとりごち

東京新聞で連載中の「親鸞」が毎日楽しみ
いま親鸞が越後の国(現上越市)に流されている時代をやっていて
念仏は呪文や祈祷の類とは違うのだということをなかなか一般の人たちに
わかってもらえなくて葛藤しているところ
原発関連のニュースを読んで、親鸞を読んで、最後はちびまるこちゃんで〆る
実家に帰ってからなぜか新聞づいている