April 28, 2011

あの野原のまん中で



忘れてないよ とまったままだよ
そこにはもういないとしても

祈りたい
けれど祈るあてを持たない
わたしはわたしに祈るしかない

誰か代弁して
わたしの声じゃ届かないから
誰か代弁して
私の声をかき消すように


***
原発非難区域内の家畜農家の現状を伝えるニュースは
最近見たなかでももっとも居た堪れないものだった

April 26, 2011

4月はリズミカルに過ぎる



ふじの花棚が満開
手前のクリーム色の木香ばらも満開
日々、新緑がまぶしい

最近うちでいちばんホットな話題はメジロ
巣をつくって卵をあたためている
私が小学校入学祝いに弥彦神社でもらってきた記念樹に巣をかけるあたり
なかなかお目が高い、とひとりごち

東京新聞で連載中の「親鸞」が毎日楽しみ
いま親鸞が越後の国(現上越市)に流されている時代をやっていて
念仏は呪文や祈祷の類とは違うのだということをなかなか一般の人たちに
わかってもらえなくて葛藤しているところ
原発関連のニュースを読んで、親鸞を読んで、最後はちびまるこちゃんで〆る
実家に帰ってからなぜか新聞づいている


April 16, 2011

横浜のレトロ建築



ここだけちょっとヨーロッパの街みたいな建物
横浜、日本大通りにある「かをり」



おしゃれ!というのでもなく、かわいい!というだけじゃ表せない、
“あの時代感”をなんと言えばよいのでしょうね



この天井の真鍮飾り、良すぎる…



お菓子のパッケージもまた良い、
味は優しい感じ、クランベリーのサンドが特に気に入りました


March 28, 2011

J.J.グランヴィル展



練馬区美術館で開催中の「グランヴィル 19世紀フランス幻想版画」を見に行きました。グランヴィルの絵と私の出会いは2年前、パリのAstier de Villatte本店で出会った John Derianの絵皿でした。その時はグランヴィルの名前も知らずただ絵にひと目ぼれして買ってきたのですが、それから何ヶ月か後にこちらのSHOPで偶然その絵の正体と思しき本の存在を知ることとなりました。

↓これがその絵皿、「Les etoiles」の挿絵のひとつと思われる。


今回は仏文学者:鹿島茂さんのコレクション展であり、氏の所有している「Les etoiles」の現物を真近に見ることができて大感激でした(欲を言えば手にとって中のページをくまなくめくって眺めたかった・・)。鹿島さんにはぜひいつかこの本の日本語訳復刻版を出して欲しいと切に願います。

↓会場の入り口にはこんなかわいいアーチが!!主催側のヤル気をばんばん感じます笑


↓こちらは私が所有している「Les fleurs Animées」の絵がプリントされたオラクルカード、色んな種類の草花が擬人化されて描かれていて、ドレスとか髪型とかが超オシャレ!


私は「Les etoiles」と「Les fleurs Animées」の絵のファンなのですが、グランヴィルのキャリアのほとんどは風刺画家としての仕事であり、当時の政治や風俗を痛烈に皮肉った作品で一斉を風靡した作家であるとのこと、そして今展覧会もそういった作品が展示の中心となっていました。これだけの数の作品を収集し、それを体系的にまとめあげて見せて下さった鹿島茂さんに深く感謝します。

好きなものは別れたり忘れたりしていてもまた必ずどこかで再会するということがあって、グランヴィルは私にとってまさにそんな画家であるような気がします。そしてそれとはまた別に、ずいぶん前に欲しいなと思ってそのままになっていた「作家の家」という本が鹿島さんの翻訳で出ているということをこの日の会場で知り、う~ん、やはり!と思ったのでありました。

March 27, 2011

白樺のはなし

ひかえめな友達が―私も聞いた話だから本当かどうかはわからないんだけど と前置きして、白樺がなんで白いのかというともともと日照の少ない地域が原産の木で、限られた時間に限られた量しか浴びることのできない太陽の光をお互いが反射し合って効率よく光合成できるように白く進化したのだ、という話を聞かせてくれたこと、本当かどうかわからなくても心に染み入るものがある話だと思って聞いたことをふと思い出した。

震災について思うことはみんなヒッキーが書いてくれた。

前に暮らしていた町は都会に比べて色んなもののリズムが自然に則していた。そのぶん退屈で個人を主張するには居心地がわるいところもあったし、人間の身の丈ってものをいちいち思い知らされる環境だった。身の丈を知って慎ましくあることと新しい可能性を求めることと、その天秤はいつも心の中で揺れ動いている。

東北の人たちはどちらかといえば白樺のような暮らしをしていたのではないかと想像する。三陸海岸は山陰海岸と並んで私の2大憧れ景勝地。どちらもまだ訪ねたことはない。一日も早い復興を願います。


March 18, 2011

おひさしぶりです



ひさしぶりの更新になりますが、元気です。
雪国を離れて富士山が見える町で暮らしています。
今日は夕食時に計画停電だったのでキャンドルを灯して食卓を囲みました。
家族と電気と、普段当たり前に与えられているもののありがたさを実感する日々です。


February 10, 2011

冬は峠を越えた



木の葉が枯れ落ちて 後に芽が吹くのではない
下から芽が吹くのに耐えかねて葉が落ちるのだ
という内容の一節が徒然草にはあるらしい
(らしい、というのはつまり私は徒然草を読んだことはないということです)

変化はいつも目に見えないところですでに始まっている

冬は峠を越えた
雪解けは近い
春はたぶんもう来てる

そして私の雪国生活も残すところ2週間となりました
春からは新しい生活が始まります

花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

good bye

そう、たぶん全ての別れに祝福はある