April 28, 2010

久しぶりのキャンドル制作

鋭意キャンドル制作中…

およそ一年ぶりに作るウェディングキャンドル。部屋がいい具合に散らかりだしてようやく作業場モード入りました。ピアノがモチーフということだけ決まっているので、とりあえずピアノ作ってみてあとは追々考えようかなという、いつもの見切り発車です。


家にこもっているのでTVないしDVDを流しっぱなしにしてあります。

ずっと見たかった映画「Frida」を借りてきて観ました。すごく良かった。
芸術家って本当に難儀な性分なのだなと思いつつ、既成概念に囚われない生き様にはどうしたって憧れてしまう。当時の社会主義がうんぬんだとかスターリンがどうだとか、あとトロツキーが亡命してきたりするんですけど、そのような時代の象徴たちはそれそのものを主題に描かれるよりも、別のテーマを際立たせるための小道具として登場する方がかえって鮮やかに見えるような気がしました。

ワイドショーは休日につい見てしまうもののひとつ。
上海万博のテーマソングはパクりだったとか、リハーサルは大混乱に終わっただとか、市民は国際的モラルとマナーを身に付けるきっかけになるだろうとかなんとかかんとか、そういうのを笑って話す人の顔には大概薄っすら優越感が浮かんでいて、何よりそれにうんざりさせられる。ひいては自分にもそういう淀みがあるんだと自覚させられてしまう。

「海辺のカフカ」はとても好きな小説です。その中の印象的な一節で、人間の中身である心とか人格がはらわたそのものにあると例えて(迷宮の原型は腸であるという説を用いて表現されている)、その後で登場する兵士に戦争では銃剣で相手のはらわたをずたずたにすることが唯一生き残る手立てだと言わせています。
私にとって戦争はノーモアヒロシマ以上でも以下でもなく、だからたぶん普天間基地問題なども全然リアルに感じられないんだなと思ってニュースを見送る毎日です。

I hope the exit is joyful
And I hope never to return

出口が喜びに満ちていますように
私は決して戻りたくはないから

-フリーダ・カーロ

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