ひかえめな友達が―私も聞いた話だから本当かどうかはわからないんだけど と前置きして、白樺がなんで白いのかというともともと日照の少ない地域が原産の木で、限られた時間に限られた量しか浴びることのできない太陽の光をお互いが反射し合って効率よく光合成できるように白く進化したのだ、という話を聞かせてくれたこと、本当かどうかわからなくても心に染み入るものがある話だと思って聞いたことをふと思い出した。
震災について思うことはみんなヒッキーが書いてくれた。
前に暮らしていた町は都会に比べて色んなもののリズムが自然に則していた。そのぶん退屈で個人を主張するには居心地がわるいところもあったし、人間の身の丈ってものをいちいち思い知らされる環境だった。身の丈を知って慎ましくあることと新しい可能性を求めることと、その天秤はいつも心の中で揺れ動いている。
東北の人たちはどちらかといえば白樺のような暮らしをしていたのではないかと想像する。三陸海岸は山陰海岸と並んで私の2大憧れ景勝地。どちらもまだ訪ねたことはない。一日も早い復興を願います。
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