September 11, 2011

福島県といえば



冷たい水面 映す 温かな色彩



Photos of the Lake in FUKUSHIMA

何年か前に福島県の美しい湖(ちょっとどこの湖だったか忘れました…)で撮影したもの。紅葉の盛の頃でした。静かで、冷たく澄んだ空気を吸い込むとまるで身体が透き通るみたいに清々しい気持ちがしました。水際まで寄ることができて、飲めそうなくらい綺麗な水に赤や黄色の落ち葉がさらさらと洗われていました。いま思い返すと幻だったんじゃないかというくらい美しい場所、イメージ的にはスナフキンがテントを張ってコーヒーを沸かしながらハーモニカを吹いていそうな場所でした。新潟県の景色はわりと日本ぽい、原風景的なテイストが強いんだけど、福島県はちょっと北欧的なかんじがあったような。いつかまた行けるといいな。福島県は本当に美しいところです。

知らない土地に行って実際に「ああ、こういうところなんだ」と実感するとそれだけでもう愛着のようなものが生まれて、たとえ二度と訪れることはないとしても無関係の土地だとは思えなくなる。あたまの中の白地図に少しずつ色が塗られていって、その分だけ心が温まる。私にとってそういうリアリティはとても大切なもので、事実「がんばろう東北」的なスローガンよりも身に迫る確かな感情です。

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