June 22, 2010

夏至の夜、雨の匂い、森山大道


蒸し暑さや梅雨のうっとおしさを逃れて行ったはずの札幌は見事に期待を裏切ってくれた。

宮の森美術館に森山大道の写真展を見に行く。北海道を撮ったシリーズはずっと見たいと思っていた作品群。気候風土によるユニークさ以外はどこにでもありふれていたはずの景色が、森山氏の視線に切り取られ、焼きつけられ、幾時代を経ることで語る言葉を持つ。優しくも焦燥に似た愛に満ちた視線。
上映されていたドキュメンタリもすごくよかった。
前日だったら森山氏ご本人が来館していたんですよ~と一足違いをしきりに残念がってくれた受付のお姉さんが非常に素敵だった。同行してた友人は“この空間が生み出した妖精のようだ”と瀬名くんもびっくりの詩人ぷりで形容していた。

上の写真は大先生の作品ではなく、ミーハーな私が早速影響されて撮った写真。
小樽の伝説のパン屋近くで撮影。伝説のパン屋についてはまたの機会にご紹介します。
そして3日前くらいにタチの悪い虫にくわれた痕が日に日に拡大していくというお土産を持って帰宅。

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